本日2015年5月16日は、なごや環境大学2015年前期 木陽塾講座第1回でした。
手作り石鹸で学ぶ環境と健康に本当に優しい化学講座1です。
レジュメの見出しを少し紹介すると、
1)科学と環境
油脂を含む食を洗う時に石鹸が必要です。
1-1)食料自給率
日本は39%程度で低いです。
1-2)フードマイレージ
食物の消費した量×移動距離です。日本はフードマイレージが大きいです。
2)石鹸の化学
石鹸は油脂と苛性ソーダと水です。
2-1)炭素
植物、動物の身体の材料が炭素です。
2-2)苛性ソーダ
手が荒れるという意味の苛性です。
2-3)油脂
液状と固体とを含めて油脂といいます。
2-4)プランテーション
熱帯雨林を切り拓いて巨大なパーム畑を作りました。
3)健康と環境
3-1)油脂と健康
欧米では特に油脂(脂質)をたくさん摂っています。
3ー2)石鹸と環境
石鹸は河川環境を悪くします。
3-3)石鹸と油脂
石鹸の中の炭素が長いと油と仲良しです。
3-4)石鹸と水
石鹸は硬水では泡立ちにくいです。
3-5)硬水
硬水でも石鹸が泡立つようにキレート剤を使っています。
3-6)ヨーロッパの硬水
硬水の水道を使うヨーロッパでは石鹸は特に泡立ちにくいです。
4)まとめ
石鹸に使うのにいい油の条件には肌に優しいだけでなく、安価に手に入る、生分解しやすい、生産過程も環境に優しい、などさまざまな要素があります。
科学は人間の生活を豊かにしたが、心を貧しくしたのではあるまいか!という
ドラえもんの中のセリフを紹介しました。
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